生活の発見の活動状況の報告
スライド(5)
スライド(6)
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スライド(5)(6)では、最近の発見会の活動状況を具体的に紹介させていただきました。昨年はちょうど発見会活動が三十五周年を迎えた年であり、NPO(特定非営利活動法人)としてスタートした年だったわけですが、その節目の年に、森田療法学会で発見会の活動や意義を発表させていただく機会を得たことに、何かの引き合わせのような繋がりを感じました。みなさまには申し上げるまでもありませんが、どんなことを発表したのかを、ごくかいつまんでご報告したいと思います。 発見会の活動を紹介するにあたっては、発見誌の昨年の9月号(545号)に載せられておりました、「第30回総会報告・NPO法人生活の発見会総会報告」を参照にさせていただきました。活動内容は多岐にわたっていますので、一応ざーっと羅列的にあげてみました。一部分は、会の事務局に問い合わせたりしました。
スライド(5)では、活動の全体を紹介しました。なんと言っても各地域で行われている集談会が中核であること、そして、相談活動、専門・関係機関など地域との連携や、メンタルヘルス活動、広報・出版活動など幅広い活動をしていることを紹介しました。 そして、スライド(6)では、その時点での会員数や、集談会が151ヵ所あり、全都道府県にあること、そして、平均して月1回の会合が各地域で地道に行われていることを紹介しました。このことは、発見会がセルフヘルプ・グループ機能を発揮するために重要なのです。すなわち、悩んでいる人のすぐ身近な所で集いが行われているということがとても大切だということです。私が長年関わってきたAA(アルコホーリクス・アノニマス)では、地域の中の公民館や教会やその他を会場にして、ミーティングを開き、できるだけ毎日どこかのミーティングに参加できるようにしています。次々に新たなミーティング場を開き、それを維持して新たなメンバーの回復を支援することは、回復者たちが自らの使命として担っていくのです。回復した人は、「自分の回復体験を、まだ悩んでいる仲間に伝える(メッセージを運ぶ)」と言いますが、この行動が彼らの回復のステップの中に組み込まれているのです。それも、12段階設けられている回復ステップの最終段階に位置づけられている重要な活動で、次のような文で表されています。「12.これらのステップを経た結果、私たちは霊的に目覚め、このメッセージをアルコホーリクに伝え、そして私たちのすべてのことにこの原理を実行しようとした」。AAの機能がしっかり守られるための「12の伝統」では、「5.各グループの本来の目的はただ一つ、いま苦しんでいるアルコホーリクにメッセージを運ぶことである」と。
スライド(6)の後半では、中核の集談会だけではなく、会員のニーズに沿って行われるようになってきたテーマ別懇談会を紹介しました。これは、発見会が神経症からの回復のみならず、その時代やライフサイクル上のメンタルヘルス的な問題にも関わるようになってきていることを示していて、興味深いと思ったのです。中高年問題や、青年問題、女性集談会などなど、もっと各地域では多種な懇談会が行われていると思いますが、私がわかる範囲でご紹介いたしました。これらの会が立ち上がってきたのは、やはり、互いの生活が見える、地域に密着した活動を継続しておこなってきたところから、必然的に生まれてきたのだと考えます。これも、発見会の特徴だと思います。
スライド(6)の最後に、各地域に協力医がいて、全国で200人に及ぶことを紹介しました。これも大変な数で、発見会をサポートする役割としての意義はもちろんですが、森田療法をより深く理解していただく上でも、また、発見会という自助グループで神経症がみごとに回復していくことを現実にわかっていただくという効果もあり、三重の意味があると思っています。地域のメンタルヘルス活動を担うネットワークを広げる意味ででも、互いが協力していくことが今後も重要だと考えていますし、学会の時にも、「関心のある先生は、ぜひ協力医になってください」とも呼びかけました。発見会のみなさまも、協力医を大いに活用して、地域の中でもっと幅広い活動をしていただきたいと願っています。
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