入院森田療法・絶対臥褥
私が理解したところを少しお話してみたいと思うのですが、森田入院療法の治療期は、基本的には四期に分けておられて、各治療期には二つの治療目標が掲げられています。
一期は「絶対臥褥」という安静の時期。一つには疲れをとる。もう一つは「煩悶即解脱」。独り部屋に閉じこもって安静にしている間に思い悩んで、そして悟りを開く。それを「煩悶即解脱」といい、そういうことをしなさいと、森田先生はおっしゃっています。その「悟る」ということはどういうことか、私の今理解しているところでは、悟るということは「あるがままを認める」、そうすれば、それ以外に比較するものがないので悩むことがなくなる。悩むことがなければ、何も苦しむことはないということになります。
この「あるがままを認める」ということですけれども、これはなかなかむずかしい。症状を気にしているかた、悩みを持っているかたにとっては、それを諦めるというのはむずかしい。基本的に悟りとはそういうものでしょうが、「現在ある症状」「現在ある自分」を「あるがままに認める」ということが大事、しかし、認められないところが問題であります。どうして認められない気持を認められるように導くかということが、森田療法の持っているひとつの素晴らしい魅力ある部分であると思っております。
その過程をこれから少しお話してみたいと思っております。

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