視線恐怖 神経質を長所として生きたい/大阪 30代 会社員 M

私は視線恐怖、強迫観念で苦しみました。5人家族で、父、母、兄、弟がいます。
長女として生まれました。おとなしい性格でした。神経症のきっかけは中学生の頃でした。授業中、隣の席の男の子が視界に入り、首の動きが何かこっちを見ているように感じてしまったのです。
そこからその事にとらわれ、自分の思い込みの自分だけの世界に入ってしまったのです。それから、その子が他の時もこっちを見ているのではないかとか思ったり、他の人の視線にまで気にするようになっていきました。そして自分の視線にまでとらわれていきました。
自分の目が、目の動きがおかしいのではないかとか、視界に入るのは自分の目がおかしいのではないかとまで思い、自分の目を傷つけるような事を思い浮かべてしまいました。それから押しピンやシャーペン針などにもとらわれ、それを見ると変なイメージが思い起こされて嫌でした。成績も上位の方だったのがどんどん下がっていきました。部活動も運動部でこなし、通常の日常生活は送りました。
ただ、頭の重い感じなどがあり、これは何なんだろうと思いながら、毎日辛いながらも日々を送っていたように思います。

高校には無事合格し、高校生活がはじまりました。中学からの部活を続け、仲良しの友達もいての高校生活でした。ただやはり環境も変わったし、症状がある私は、その頃も周りの目を気にしていて、自分の事にばかり注意が向いていたように思います。
そして思い込みで自分の事をせめてばかりいました。毎日家に帰って辛い時は泣いていました。私は世界に一人だけの病気にちがいない。こんなのは誰にも言えないと思い、親にも心配かけたくないと思って一人でもがいていました。本当に学校に行くのが嫌で嫌で仕方がなかったのです。それでも何とか通い、部活も続け無事卒業しました。

それから短大へ通いました。その時も視線恐怖はずっとありました。まだ森田は知らなくて、授業中などはいつも肩に力が入っているような感じだった様に思います。それでも神経質のよりよく生きたい欲求が強いため、友達も新しくでき、短大時代はよく遊び、そして飲食店でのバイトもこなしていました。
ただその時も症状はありましたが、事実本位ではなくて症状中心(自分が周りを気にしていなければ良し)のような考え方でした。それは全くの考え違いでした。視線恐怖があると嫌われるとか、これがあっては変な人に思われるなど症状をものすごく嫌がっていたと思います。

それから社会人になり販売員として会社に就職しました。そこで働いて4年目くらいの時にはじめて心療内科を受診しました。その時に医者から「強迫観念です。」と言われましたが、とりあえず仕事は続けました。それから3年程して7年間働いた会社を退職しました。
辞めて3か月くらいして、インターネットではじめて森田の存在を知り、私と同じような悩みが書いてあるので、すごく共感できました。最初は変な所だったらどうしようなどいろいろ思いましたが平成22年、初心者向けの大阪の会に行ってみました。そこで今までの体験をはじめて話し、話し終えたとき涙があふれでてきました。「何もおかしくない。」と言われ、すごく受け入れられたようでホッとしたのを覚えています。それから集談会にも参加するようになりました。そこで同じ症状で悩んでいる方々に出会え、少しずつ自分の事を話せるようになり、今までは世界に一人だけの病気と思っていたのが180度変わりました。

今まではがむしゃらに頑張ってきましたが、森田を知って自分を冷静に見れる自分もいます。こんな事を思ってはいけない「かくあるべし」がすごくたくさんあり、それを意思の力でどうにか抑えようとしてもがいていたのだと思います。
森田療法を知る前と知った後では、考え方が少しずつですが変わってきています。どんどん自分の事を知る事ができ、このままではいけないと思っていたのが、今のままでもいいんだと少しずつ自分を受け入れることができるようになってきました。症状がありながらでも生きていけるし、神経質な所を長所として生かしていきたいと思えるようになってきました。

今までは自分の思い込みで、物事の事実もよく見えてなかったのです。でも視線恐怖は人から見たらわからないし、人は自分の事なんて本当に見ていないし、そんなことより物事や事実に目を向けていくことの大事さを実感しています。観念もあるものは仕方ないし、森田によってとらわれがなぜあったのかが分かりました。
また観念(感情)は自然に流れるから物事に目を向けることなど、本当に森田理論、集談会などに助けられています。これからも、森田をずっと勉強し、人間的にも成長していきたいと思います。

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